【赤ちゃんの過飲症候群とは】
過飲症候群とは、
母乳やミルクの飲み過ぎによって種々の症状を呈するものを過飲症候群といいます。
原因を一言で言えば「飲み過ぎ」です。
飲ませ過ぎでもありますね。
過飲症候群の赤ちゃんによくある症状は
・50g/日以上の体重増加
・吐き戻しが多い
・よくうなる
・よく泣く
などです。
そして、生後1 ヵ月健診前後に多く見られます。
なぜ1ヶ月健診の頃なのか?
ある傾向が見られます。
退院後2週間健診に行く。
(退院後1週間くらい)
体重の増えが少ないことを指摘される。
一ヶ月健診まで、ミルクを毎回80〜100足すようにアドバイスされる。
2週間健診が過ぎてからお母さんの母乳の出が良くなることは多いのですが…。
お母さん自身が判断するのは極めて難しいです。
そして、アドバイス通りに頑張ってミルクを足す。
そうすると1日50〜60g位増えている。
ということが多いようです。
つい先日ご来院されたママもそうでした。
生まれた時は約3000g
退院時が2800g
2週間健診の時1日22gの増加
病院で毎回80以上足すようにアドバイスされる。
その後、ぐずることが増えた。
本当は母乳を増やしたいけど、赤ちゃんのためにはもっとミルクを足した方がよいですか?
とご来院されました。
マッサージしてみると母乳はよく出ています。
体重を計ると1日66g増えていました。
そこで最近の赤ちゃんの様子をきいてみたら、
赤ちゃんがよく吐くようになった。
→どこか悪いのかと心配になっていた。
赤ちゃんがよく泣く、よくぐずる。
→足りないから泣いていると思った。
寝させるとうなっている
→気になっていた。
この時期の赤ちゃんは哺乳瓶をくわえさせると飲みます。
満腹中枢がまだ未熟だからです。
吸啜反射という原始反射があるからです。
お腹いっぱいでも飲みます。
そして、飲み過ぎてしんどいと泣くのです。ぐずるのです。
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参考になれば幸いです。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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#母乳相談#生後1か月#過飲症候群