今回は授乳時のしこりについてお話しします。
授乳中にしこりができた。
授乳中にしこりを押さえて飲ませた方がよいですか?というご質問をよくいただきます。
授乳中、しこりの部分を押さえて飲ませるのはやってOKです。
ですが、押さえればよいというものではありません。
どうにかしてつまりを取ろうとして、押さえすぎたり、しごくようにグリグリしてはダメです。
しこりが取れて楽になるよりも、負荷をかけて痛くなったり、腫れたりしがちです。
つまり、傷口に塩を塗るようなものです。
悪化する恐れがあるので強く押さえるのはやめましょう。
手のひらでしこりを包むようにして軽く圧をくわえるぐらいでいいです。
それで、様子を見てもしこりが小さくならない。
むしろ大きくなる。
痛みが強くなる。
赤くなる。
ましてや熱を持ってきた。
そんな場合は乳腺炎の恐れがあるので、早めにご相談下さい。
これは余談ですが、
夜中にしこりができて、焦って母乳外来を予約した。
予約したんだけど、母乳外来を予約した次の授乳でつまりが取れた。
もしくは、母乳外来に行く直前に抜けて楽になったというのはあるあるなんです。
これで診てもらえるという安心感でリラックスして授乳したら、赤ちゃんがしっかり飲んでくれてつまりが取れること多いんです。
抜けたから行かなくてもいいやと思うかもしれませんが、しこりが一旦抜けてもまた詰まることも多いです。
一旦抜けても、母乳の流れを良くしにご来院されるといいと思いますよ。
抜けたのに、何しに来たん?なんていいませんからね(笑)
お気をつけください。
今回の内容を動画で見たい方はこちら
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約5分程度のYouTube動画です。
参考になれば幸いです。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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