えっちゃんブログ

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実は、使っちゃダメ「寝返り防止クッション」

2024年09月05日 | 安心安全な環境づくりと親子の成長

赤ちゃんが寝返りを始めるとその成長ぶりに嬉しさを感じますね。

と同時に、うつ伏せ寝が心配になりませんか?

 

赤ちゃんがうつ伏せのまま寝ていると、

乳幼児突然死症候群(SIDS)や窒息しないか心配になりがちです。

 

乳幼児突然死症候群(SIDS)はうつぶせ、あおむけのどちらでも発症します。

ですが、寝かせる時にうつぶせに寝かせたときの方が発生率が高いと言われています。

 

そこで、寝返り防止クッションというグッズが登場しました。
(私が子育てしていた30年前はそんなグッズはありませんでした)

 

寝返り防止クッションとは、

赤ちゃんの両脇を三角や筒状のクッションでガードして、寝返りしにくいように補助する商品です。

夜間だけでなく、おむつ替えのときの寝返り防止に使う人もいます。

 

そんな便利なものがあるなら

「寝返り防止クッションは必要なのかな?」と思ったあなた

 

使っちゃダメです。

寝返り防止クッションは必要ありません。

 

寝返り防止クッションは実はリスクの多い商品なのです。

寝返り防止クッションを使うことで、かえって窒息などのリスクが高まります。

 

アメリカでは寝返り防止クッションによる事故が相次いだため、2017年から使用中止の呼びかけがされています。

日本では事故が報告されていないことから、寝返り防止クッションを使用することは禁止されていません。

禁止されていませんが、わざわざお金を使って、リスクを高める必要はありません。

 

米国小児科学会の「SIDSと睡眠に関連した死亡」に関する2016年の勧告では、

「いつまであおむけ寝にするのがよいかはっきりしていないが、1歳まではあおむけ寝が勧められる。

しかし、あおむけからうつぶせ、うつぶせからあおむけへの寝返りができるようになったら、好きな姿勢で眠らせてよい」と書かれています。

 

ということは「寝返り返り」が自在にできるようになるとどんな姿勢で寝ても安心ですね。

ですが、寝返りをして、寝返り返りができるようになるまでおおよそ1~2ヵ月かかるでしょう。

 

寝返り返りはまだできないが、

気が付いたら自分でうつぶせ寝しちゃう赤ちゃんの場合

 

窒息事故を起こすリスクを下げるために、以下のことを注意しましょう。

・ベッドや布団をアイロン台くらいの硬さにする。

・枕を使わない。

・周囲に顔を覆う可能性のある物(タオルやぬいぐるみ、寝返り防止クッション等)を置かない

以上です。

参考になれば幸いです。

 

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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母乳育児カウンセラー えつきけいこ