~ほっこりゆるんで笑顔になって~
ママの笑顔をもっと増やしたい!
助産師の悦喜桂子(えつき けいこ)です。
今回は、乳腺炎の時のセルフケアについてお知らせします。
授乳中こんな症状で困ることってありませんか?
*おっぱいにしこりができた。飲ませてもしこりが消えない
*おっぱいに痛いところがある
*おっぱいに赤いところがある
*乳首の先に白い点のようなものがあり、吸われると痛い
*搾ってみると、まるで膿のような黄色いねっとりとした乳汁が出る
*熱がある
以上のような症状がいくつかある場合、乳腺炎が疑われます。
たとえば、こんな感じ
これはかなり進行している乳腺炎ですけど・・・
乳腺炎になったらどうしたらよいでしょう?
対処法(セルフケア)です!!
*とにかく3時間以内に子供におっぱいを飲んでもらう(夜間も)
離乳食を食べているお子様の場合は離乳食を少なくしてでも飲んでもらいましょう。
離乳食を食べているお子様の場合は離乳食を少なくしてでも飲んでもらいましょう。
*痛いところは軽く冷やす
冷やしすぎは要注意です。
冷えピタはかぶれる方が多いのでお勧めしません。
冷えピタはかぶれる方が多いのでお勧めしません。
冷やしたキャベツの葉で痛いところを包むように当てるとフィット感があり、程よい冷たさで気持ちよいと好評です。
ただし、乳頭・乳輪は覆わないようにしましょう。
ただし、乳頭・乳輪は覆わないようにしましょう。
*葛根湯を飲む(乳腺炎に効きます。おっぱい飲ませても大丈夫です。)
市販の葛根湯でOKです。
*お食事を和食にして、高カロリー高脂肪なお食事を控える
それでもなかなか良くならない場合は、できるだけ早めにご来院ください。
早く対応した方が早く良くなりますよ。
決してしてほしくないこと!!
*赤く腫れて痛い部分をしごいたり、強くもんだり、あっためること
*授乳を控える。または飲ませないこと。
おっぱいがトラブっているときは正直おいしいおっぱいではないでしょう。
でも、赤ちゃんに害はありませんので、飲んで治してもらいましょう。
トラブル予防法・対処法の一番は、赤ちゃんにしっかりおっぱいを飲んでもらうことなのです。
では、どんな場合におっぱいがトラブルのでしょう?原因は・・・
*授乳間隔があきすぎてしまった場合
*高カロリー、高脂肪、あくの強いもの、刺激物を食べ過ぎた場合
*赤ちゃんが噛んだり、引っ張ったり、うんうんうなったりして飲んでくれない。
飲むのを嫌がることもあります。おっぱいの調子が悪くなって、まずくなっているのかも?!
*おかあさんがとても疲れている場合
*強いストレスがかかった場合
おっぱいのトラブル原因はいろいろありますが、どれか一つの原因で起きる場合よりも、様々な原因が重なっておきることが多いのです。
ということは、引っ越しや結婚式、旅行、運動会、お盆、お正月などイベント事があるときは要注意ですね。
今はどんな時でしょう?
はい、年末年始ですね。
家族親族が集まり、ごちそうを食べる機会が多いですね。
お子様は普段よりも気が散ってあまり飲んでくれないかもしれません。
また、夫の実家に行って、いつもより気を使って疲れた等などあるかも?!
授乳中のママ、お気を付け下さい。
トラブルのない楽しいお正月をお迎えくださいね。