広島・廿日市の母乳外来/桶谷式母乳育児相談室
母乳が足りない、おっぱいが痛い、断乳・卒乳
に対応する助産師 えつき けいこです。
今回は、母乳の出る量を増やしたい場合、Part2です。
前回、母乳の出る量を増やしたい場合は、
『張るまで待つ(ためる)のではなく、張っていなくても頻回に飲ませましょう。』
とお伝えしました。
頻回にとはどの程度でしょう?
8回/日以上です。
1日に10回でも12回でも構いません。
ということは、2~3時間以内には飲ませましょうということになります。
よく授乳は3時間毎といわれますが、最初から3時間あくことはありません。
たびたび飲ませていて、母乳の量が増えてきて、赤ちゃんも飲むのが上手になり、
なんとなく3時間位あくようになるという感じです。
授乳が2~3時間毎になるのに少なくても1ヶ月以上はかかるでしょう。
中には2~3か月かかるママもいます。
それで大丈夫ですよ。
ここからが本日の本題ですね。
母乳の量をさらにアップさせるには夜間の授乳がとても大切です。
もう一度言います。
夜間の授乳がとても大切です。
夜間に授乳する方がおっぱいを出すホルモンの反応がよく、よく出るようになります。
なので、寝る前にたっぷりミルクを足して、赤ちゃんに朝まで寝てもらうのはよくないのです。
実際に夜間おっぱいを飲ませないでいるとどうなるかというと
母乳がよく出るママは、
朝起きたらおっぱいがパンパンガチガチ、しこりができたり、乳腺炎になりやすい状態に。
または、おっぱいが痛くて目が覚めるかもしれませんね。
母乳が少し足りないかなというママは、
朝起きてもおっぱいがそんなに張っていないかもしれませんね。
それは、ますますおっぱいが出なくなっている状態になってきていますよ。
母乳の出る量を増やすコツは約3時間毎に飲ませることです。
3時間毎に飲ませるのは昼間だけではありませんよ。
夜も3時間毎に飲ませることが、さらに母乳の出をよくするのです。
そうお伝えしていると時々質問がきます。
『夜、起こしても起きない赤ちゃんの場合はどうしたらよいでしょう?』
ミルクを足している場合は、寝る前のミルクの量を減らしましょう。
3時間たったら、寝ていても起こして飲んでもらう努力をしましょう。
寝ていると思ってもオムツを替えて引き寄せると
目を閉じたままでも飲んでくれる赤ちゃんはいます。
それでも起きない場合は搾る事をお勧めします。
育児お疲れのママに夜はたっぷり寝させてあげたいのですが、夜も飲ませる方がよいこといっぱいですよ。
・母乳の出がよくなる。
・朝起きても、おっぱいがガチガチにならず痛くない。
・ガチガチに張っていないので、赤ちゃんもおっぱいを飲みやすい。
・おいしい母乳が出やすい。
・月経の再来が遅くなりやすい。
などなど。
母乳の出る量を増やしたい場合は、昼も夜も約3時間毎に飲ませましょう。
今回は夜間の授乳がとても大切だとお伝えしました。
参考になれば幸いです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
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