生後3か月のママから連絡がありました。
「おっぱいにしこりが出来て、かたくなり、
搾っても出にくくなりました。」とのこと。
早速ご来院頂き、母乳マッサージをしました。
確かに両方のおっぱいが全体的に硬く張っていました。
乳頭・乳輪部も硬く腫れている状態です。
触れるだけでも痛みが来るような状態でした。
幸い熱は出ておらず、乳腺炎の一歩手前の状態でした。
そこで、母乳マッサージをしました。
マッサージ後はスッキリとはいきませんが、
おっぱいは全体的に柔らかくなり、
乳頭乳輪のむくみも軽くなりました。
マッサージをしながらお話を伺うと
赤ちゃんはママのおっぱいを飲むのが苦手で
ずっと搾乳をして哺乳瓶に入れて飲ませているとのこと。
生まれた当初は直接飲ませる練習をしていたけど、
赤ちゃんは泣くし、自分もストレスが溜まるので
直接飲ませることをあきらめたそうなのです。
3か月以上もおっぱいを搾って飲ませるのは
想像以上に苦労のいること。
本当によく頑張っていましたね。
でも、今後も搾乳して飲ませるのは大変です。
できれば直接飲めるようになってほしい!
そこで、
母乳マッサージ後におっぱいを飲ませてみませんか?と
提案し、直接授乳の練習をしました。
そうするとおっぱいも乳頭乳輪も柔らかくなり、
飲みやすくなっていたのでしょう。
赤ちゃんはスムーズにママのおっぱいを飲んでくれたのです。
両方のおっぱいを!
ママからは
「初めて、おっぱいを飲んでくれた!信じられない。」
パパも見守る中、赤ちゃんはゴクゴクと
ママのおっぱいを飲んでいました。
お帰りの際、
「今回おっぱいにしこりができてよかったです。
しこりができて困っていなかったら、
助産院に来ていませんでしたから。
おっぱいの痛みを何とかしたくて助産院にきたけど、
おっぱいを飲んでくれるようになるなんて!
本当にありがとうございます」
とおっしゃっていました。
涙を浮かべた笑顔がまぶしかったです。
おっぱいにしこりができるというトラブルは
決して嬉しいことではありません。
でも、そのトラブルがあったからこそ
助産院に来てくださいました。
そして、目の前の苦痛も楽になったけど、
赤ちゃんにおっぱいを直接飲ませたいという願いもかないました。
だから
「おっぱいにしこりができてよかったです!」
と言われたのです。
私もお役にたてて何よりも嬉しいです。
母乳育児に困っていても
そんなに困っていなくても
ご来院頂くと、あなたに合った母乳育児のコツを
お伝え致します。
ご自身では気づいていなくても
こうすればもっとラクに楽しくなるという子育てのコツです。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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