ママから授乳前の乳首の消毒についてご相談を頂きました。
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退院後里帰りの時に実母から「私の時代は乳首を清浄綿で拭いていたよ」という話を聞きました。
そういえば、哺乳瓶や乳首は毎回消毒をして使用しています。
授乳の時に赤ちゃんが口に含むので、授乳の前には乳首を消毒をして清潔にした方がよかったのか不安になりました。
昔と今では変わったのですか?どうなのでしょうか?
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お母さまから昔は授乳前の乳首の清拭をしていたと聞き、不安になったのですね。
確かに私が出産した30年以上前は授乳前に乳首を清浄綿で消毒するように産院で言われていましたし、私もしていました。
しかし、今は授乳の前に清浄綿で拭いて消毒する必要はありません。
では、なぜ乳首の消毒が必要なくなったのかをお話ししましょう。
乳首の周りのポツポツしたところがあるのをご存知ですか?
それはモントゴメリー線といいます。
これは乳首を保護し、細菌の増殖を防ぐ分泌物が出ているのです。
いわゆる天然オイルのようなものです。
授乳のたびに乳首の周りを清浄綿で拭いていると、この自然の分泌物が取り除かれてしまいます。
そのため乾燥して乳首が傷つきやすくなってしまいます。
なので心配せず、清浄綿などを使わず、授乳をしてください。
もしも万が一、清浄綿を使う場合、その清浄綿の成分をご確認ください。
水だけのものもあります。
でも、少量ですが消毒剤が含まれている清浄綿もあるのです。
少量の消毒剤でもかぶれるママや赤ちゃんがいるのでお気をつけください。
参考になれば幸いです。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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