~ママ、ほっこりゆるんで、笑顔になって~
ママの笑顔をもっと増やしたい!助産師えっちゃんこと悦喜桂子(えつき けいこ)です。
今回は、悦喜助産院に通われて、断乳されたM.Iさんの手記をご紹介いたします。
長文です。想いが詰まっています。
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『母乳育児、最高!』
退院日の朝は憂うつでした。
初産後、おっぱいはガチガチに硬く、乳頭は切れ血豆のようになっていて、授乳前のほぐしはとびあがるくらい痛いのに、母乳はほとんど出ず。病院ではミルクを足すよう指導され、このまま退院しても1人でやっていけるのか不安でたまりませんでした。
先生にお会いしたのは、そのあとすぐ、病院からの帰り道です。
やさしい笑顔で「いらっしゃ~い」と迎えてもらいました。
少しでも触れると痛かったおっぱいをほとんど痛みのない手技でほぐして下さり、身も心も軽くなったのを覚えています。
何かあれば先生に診てもらえる、なんとかやっていけるかもと思えた瞬間でした。
1ヶ月ほど週1回通い、完全母乳になりました。
その頃は、母乳の出が少なく、1日15回以上授乳していました。
昼間は泣いてぐずることが多く、抱っこしてはおっぱいでした。
1時間おきにあげる日も多々あり、夜はようやく1日が終わった~とどっと疲れが出るため、熟睡。
娘のぐずり声であわてて起き、おっぱいがパンパンに張っていたことも。
授乳しながら寝ていたこともありました。
4ヶ月頃には、1日12回前後に落ち着き、ようやく育児を楽しめるようになったと思います。
それまで緩やかだった娘の体重増加も、一気に平均を超え、抱っこがずっしりこたえるようになっていきました。
やっと慣れたら、今度は離乳食。始めるまでは不安でしたが、桶谷式ではおっぱい中心は変わらず、少々食べなくてもおっぱいがあるから大丈夫という安心感で、あせらずゆっくりすすめられました。
そのおかげで食事の時間は親子で楽しめました。
もちろんイライラすることもありましたが、それでも授乳すると、マイナス感情はすぐにリセットされました。
飲んでいる顔は言葉にならないくらいいとおしく、そこだけゆったりとした時間が流れる、本当に幸せなひとときでした。
娘もおっぱいを飲むとご機嫌。
ただおいしいおっぱいを飲ませたい一心で、ご飯と納豆を中心に粗食を心がけました。
出産前は洋食中心、お肉や甘いものが大好きでしたが、私は陣痛よりも出産後のおっぱいの張りがとてもつらかったので、余り我慢をしたという気はしません。
おっぱいの悩みが減ると気持ちに余裕が出て、子どもがさらにかわいいと感じるようになったと思います。
1歳2ヶ月を迎える頃には、娘は1人で歩けるようになりました。
体も大きく、平均を少し上回る体重だったので、授乳がつらくなっていました。
いつものように先生の手技を受けながら、次の子も早く欲しいと話していたら、突然先生が「断乳しよっか」。
心の準備ができておらず、びっくりしましたが、しっかり成長しているので心配ないと背中を押してもらったので、えいっと断乳を決意しました。
断乳当日、娘はおっぱいに描いた顔を見て、笑顔でバイバイしました。
私も十分おっぱいをあげた満足感でいっぱいでした。
それからおっぱいがどんどん張ってきたときには、自分からこんなに母乳が出ていたことに驚き、それだけ娘が飲んでいたことを実感しました。
断乳後、娘は一度もおっぱいを欲しがることはなく、赤ちゃんから急におねえちゃんらしくなったと思います。
体重は平均値になり、身体はひきしまりました。
母乳育児のおかげか、ほとんど熱を出さない健康的な子にすくすく育っています。
振り返ってみると、あっという間でした。
毎回子育てのアドバイスを頂き、こんなに素敵な母乳育児を支えて下さった先生に感謝しております。
またおっぱいをあげたい!次の子を授かった暁には、悦喜助産院に通うつもりです。
そのときもどうぞよろしくお願いします。
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読まれて、いかがだったでしょうか?
私は読んでいて、その時の様子がまざまざと脳裏をよぎりました。
M.Iさんもお子様のHちゃんも本当によく頑張られました。
パパの支援も素敵でした。
パパはとても協力的で、M.Iさんが来院されるときは、ほぼ毎回パパと一緒でした。
仕事の合間に、時間を作り付き添ってくれていました。
手技中、パパがHちゃんを愛おしそうにずっと抱っこしてくれていたのを思い出します。
じつはM.Iさんは、その後第2子を授かり、無事に出産されました。
現在は、助産院に定期的に通いながら、母乳育児を楽しんでおられます。
これからも母乳育児を応援していきますね。
何かあったら、頼りにして下さい。