~ほっこりゆるんで、笑顔になって~
ママの笑顔をもっと増やしたい!
えっちゃんこと助産師の悦喜桂子(えつき けいこ)です。
今回は産後うつについてです。
産後の心の病気は赤ちゃんを産んだ後に生じる気分の変動した状態です。

睡眠時間の減少

一日24時間の赤ちゃんの世話

ホルモンの変動

妊娠前の自由の消失

生活スケジュールが立てにくい

出産に生じた痛み

家事育児の増加
そして責任の増大マタニティ・ブルーズと産後うつの違いは・・・
マタニティ・ブルーズ
産後まもなく情緒不安定などの精神症状を経験。
通常は産後2~3日以内に現れ、ピークが5日目頃で、10日目位までに軽快する。
産後うつ
産後数週間から数カ月以内に症状がでてきて、2週間経っても改善しない場合や悪化傾向がみられる場合には産後うつ病が疑われる。
マタニティ・ブルーズの症状

涙もろさ

イライラ感

神経質になる

傷つきやすい感じ

睡眠の問題

食欲低下

落ち着かない

自信を失う

どうしてよいかわからない困惑
マタニティ・ブルーズは心の病気というよりは、ホルモン変動に関連した一時的な気分の変動であり、治療は必要ありません。
誰でも起こりうる。
もし自分がそうなったと感じても無理に前向きにと思う必要はなく、そのままでいい。
ただ、何となく悲しいことなどの思いを信頼できる人に伝えられるとよいです。
ご家族の方は、マタニティーブルーズは生理的症状で
心が弱いからなるのではないと理解してほしい。
この時期は「しっかり!」と励ますのではなく、あたたかく見守ってください。
こんな症状が2週間以上続いていませんか?

気分がずっと沈み込む(時に泣けてくる)

日常生活の活動における興味の喪失

罪業感(自分が悪いと感じる)

以前に比べて、動作や話し方が遅い

毎日のように疲労感が続き、気力がわかない

自分を価値のない人間(母親失格)と思う

家事や育児に集中ができない。物忘れが多い

赤ちゃんのことが心配でたまらない。または無関心

悲観的にしか物事を考えられない

この世から消えてしまいたいと自殺を考える時がある
⇒ 産後うつかも???産後うつ病
軽度から重症までを含めると、約10%の産後女性が産後うつ病になると考えられています。
その多くは、育児には著しい障害を来たさない軽度から中等度。
お母さんの気持ちを夫や家族に打ち明けたり、家事や育児の手伝いなどがあれば、自然に改善していくことも多い
ただし、産後うつはれっきとした病気。
症状が改善しない場合
決して無理をせず頑張らずに、早めに医師に相談してください。
まずは「出産後、妻の体内ではホルモンバランスの急激な変化があり、その影響で今までと違った言動があっても仕方が無い」と心得ておいた方が良いですね。
普段と違うことは「ホルモンのせい!」
それさえ覚悟していれば「八つ当たり?!」と感じてもカッとなったりせずに、自分の感情を抑えることができることが多いようです。
妊娠・出産は夫婦お互いがしっかりと受けとめあうチャンス!
パートナーにしっかりと受けとめられたと感じた妻は腹のすわったよい母親となり、子どもを受けとめてあげられるようになります。
母親の愛はいつでも湧き続けるものではありません。
きちんと母親自身にエネルギーを注いでもらって、 母親自身のこころが安心・安全・自由を感じられることが大切!!
妊娠・出産で「受けとめられ経験」を
産後の女性が欲しいもの!
0歳から2歳の子どもをもつ女性が夫に望む家事・育児 項目とは…
調査結果によると上位項目は?

子どもをつれて散歩にいってほしい

子どもと一緒に留守番してほしい

子どもの遊び相手になってほしい
というー人でほっとする時間を望む声でした。
母親は24時間営業。
週末の1~2時間くらいはリフレッシュできるといいですね。
6~14年頃から下降する妻の愛情ですが、この理由は「乳幼児期の育児参加についての不満」にあるそうです。
一番サポートが欲しかった時に満たされなかった失望が、徐々に愛情そのものの変化に繋がっているようです。
その代わり、産後の育児期に十分サポートしてもらった妻は、夫への愛情が増しそのまま愛情がキープされるという嬉しいデータも出ています。
※子育てがひと段落ついたとき、夫婦が仲良くいられるためには、産後3年間(特に1年半)の時期がとっても大事!
産後3年間の夫の育児参加が、奥様の心の病を防ぎ、夫婦円満のカギ!
最後に、パートナーの方へ