断乳ケアしなかったら、乳がんになる?
断乳関連でよく聞かれる質問です。
気になりますよね。
断乳ケアしなかったら、乳がんになるというのは確実性のない話です。
むしろ、母乳をあげた女性の方が乳がんの発生率は低くなると言われています。
統計的に30代後半から乳がんの発生は増えてきます。
授乳・断乳に関係なく、定期的な乳がん検診は大切です。
ただし、断乳ケアしなかったら、乳腺炎になるリスクは高まります。
授乳回数がへっていて、乳房の張りもほとんどない。
もうおしゃぶり替わりにくわえているだけで、母乳を飲んでいる感じがしない。
そんな場合はそんなに張らないだろう、きっと大丈夫と自己断乳をされる方もいます。
そうして、いざ断乳すると想像以上に張って、乳腺炎になったという方は実際に何人もいます。
乳腺炎は基本飲ませながらなおします。
断乳後で飲ませられない乳腺炎は治りにくいので、大変です。
また、断乳後しばらくして乳腺炎になったケースを実際にケアさせて頂いたことがあります。
お一人は断乳後半年、もう一人は2年後に乳腺炎になった方です。
例数としては少ないですが、実際に合った話です。
幸い、乳腺炎にならず、張りも落ち着いてきたら大丈夫と思うかもしれません。
でも、母乳が石灰化して残ることがあるでしょう。
石灰化した母乳が残っていると乳がんになるということも科学的な根拠のない話です。
しかし、まれに乳腺の中にたまっていた乳汁が固まってしまい、しこりとして触れるようになってしまう方もいます。
母乳が必要な時は出す。
母乳が必要なくなったら、できるだけ残乳が石灰化やしこりとして残らないようにケアをすることをお勧めします。
そのほうがお母さんの健康のためにお勧めです。
実は、桶谷式の助産師も自分の断乳の時、自分でマッサージしません。
仲間の助産師にマッサージしてもらいます。
自分で自分をマッサージするよりも、してもらう方が奥からしっかり搾ることができるからです。
断乳ケアはぜひご相談下さい。しっかり診させて頂きます。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
=*=*=*=*=*=*=*=*=*=
◆妊婦さんのための母乳育児準備講座
産後の「痛くない授乳」のコツがわかります!
母乳育児準備講座の詳細はこちら
◆産後ママのための母乳不足解消講座
母乳量を増やし、赤ちゃんがしっかり飲める授乳のコツがわかります!
母乳不足解消講座の詳細はこちら
◆えつき助産院インスタグラム
月~土8:15から約5分間 インスタライブ配信
「子育て相談室 えっちゃんの部屋」
えつき助産院のインスタグラムはこちら
あなたの子育てライフにぜひお役立てください。
=*=*=*=*=*=*=*=*=*=
#母乳相談#断乳#断乳ケア#乳がん